surrogate とは?
FOX Newsを見ていたら、”Trump Campaign Surrogate”という肩書の女性が出演していました。(ララ・トランプさんという元テレビプロデューサーの方で、お名前から推測できる通り、ドナルド・トランプ氏の次男エリック・トランプ氏の奥様でした。アイキャッチ画像のお方です。)
さて、この “surrogate” って、どういう意味なのでしょうか?
surrogate mother
“surrogate” という単語を使う言葉で真っ先に私の頭の中に浮かんだのは、”surrogate mother” でした。
この言葉は、確かかなり昔のニュースで知りました。”surrogate mother”というのは、代理母、つまり、夫婦などが自分たちの子どもの出産を任せる女性のことです。
ここからわかるように、”surrogate” には、身代わり、代理という意味があります。
campaign surrogate
では、今回ニュースに出てきた”campaign surrogate” とは何のことでしょうか?
まず”campaign” ですが、日本語で言うキャンペーンとは少々意味が異なり、「選挙活動」という意味です。
そして”surrogate”は代理人という意味でしたね。
つまり、”campaign surrogate”とは、選挙活動における代理人=選挙活動中に候補者や政党を代表して発言し、その意見を代弁し、その綱領を宣伝する個人のことを指しています。
surrogateを使った他の言葉
Surrogate decision-maker(代理決定者)
- 医療や法律の場で本人に代わって意思決定を行う人。
- In the case of incapacitation, a surrogate decision-maker is appointed.
(判断能力を失った場合、代理決定者が任命される。)
Surrogate key(代理キー)
- データベースの設計で使われる一意な識別子。
- A surrogate key is often used to uniquely identify records in a database.
(代理キーは、データベースのレコードを一意に識別するためによく使われる。)
Surrogate advertising(代理広告)
- 制限のある商品の広告を他の商品を通じて間接的に行う手法。
- Surrogate advertising is common in countries with restrictions on alcohol promotion.
(代理広告は、アルコールの宣伝が制限されている国で一般的だ。)
この”surrogate advertising”の例として、以下が挙げられるそうです。
- アルコールブランドによるミネラルウォーターの宣伝
- アルコールの広告が禁じられている場合、ブランド名を使ってミネラルウォーターやソーダの広告を行う。例: ウイスキーブランドが「Brand X Mineral Water」として宣伝する。
- タバコブランドによるライターやTシャツの販売
- タバコの広告が禁じられている場合、そのブランドがライター、Tシャツ、時計などを販売し、それらの広告を行う。例: 「Brand Y Premium Lighters」のような広告。
- 音楽イベントやスポーツイベントへのスポンサー提供
- 商品を直接宣伝するのではなく、ブランドが音楽フェスティバルやスポーツイベントのスポンサーになることで知名度を上げる。例: ビールブランドが「Brand Z Music Fest」としてイベントをサポート。