英語コーチングとは
英語コーチングとは、従来の単なる英語・英会話レッスンの提供とは異なり、専属のコーチが、第二言語習得理論や応用言語学、これまでの指導経験等に基づいた「あなただけの」「効率的な」英語学習プランを作成し、日々の「学習時間」や「学習内容」のきめ細やかなチェックとアドバイス、軌道修正をしながら、目標達成までサポートを続けるサービスです。
コーチング提供者はコーチと呼ばれ、ティーチングを行うティーチャー(教師)とは別の役割を担うため、通常はコーチとは別の教師が実際のティーチングを行います。
コーチング自体はさまざまな分野で昔からあるサービスなのですが、近年英語学習者の間で急速に注目を浴びるようになり、大手を含め、多くの英会話学校でも「コーチング」と冠したサービスの提供を開始しています。
英会話スクールと何が違うの?
弊社の英語コーチングは、以下のような理念に基づき、他社の英語指導やコーチングとは明確に異なっています。
従来の英会話レッスンは、体のある不調(不得意分野)に特化したアプローチでその悪い部分の治癒を目指すもの(例:海外旅行で現地の人と話したいからトラベル英会話のレッスンを受ける・TOEICで800点を取りたいので、800点を目指す人向けの教材を用いたTOEIC対策の講座を受ける・リスニングが苦手なので、リスニング力を上げるレッスンを受ける)で、いわば対症療法、西洋医学的なものでした。
そもそも英語力というのは英語での総合的なコミュニケーション能力を意味しますが、こうした方法では英語力の一部しかケアされず、総合的なコミュニケーション能力を伸ばすことができません。あるいは、強化したい点ごとに複数の講座やスクールに通わねばならず、非常に長い時間と多額の費用を費やすことになります。
それに対して、弊社の提供する英語コーチングは、その人の体全体を総合的に観察して、適切なアクティビティによって内側から根本的に治していく(目的達成に必要な英語力を総合的にレベルアップさせる)ホリスティックなもの、いわば体質改善をはかる東洋医学的なものと言えます。
また、従来の英会話スクールやコーチングは受講期間が満了すれば学習も終了します(あるいは、明確なゴールが無くだらだらと通い続け、スクール側のいいカモになります)。
しかし、弊社の提供するコーチングにおいては、3か月が1タームではあるものの、それだけではありません。英語学習は、時期に応じて強度の違いこそあれ一生続けるもので、終わりはありません。目標を達成した後も学習を継続しなければ、せっかく身に着いた内容や良い習慣もやがて必ず忘れてしまうからです。
そうならないため、だらだらと受講を続けるのではなく、たとえば3か月間、集中的に頑張って目標レベルに到達した後、コースを終える際にも、英語学習の継続の必要性をご説明し、自分でもその習慣を継続できるように支援するまでが、弊社の提供する英語コーチングの内容です。また、必要な方には継続コースもご案内しております。
コーチングはどういう人が受けるの?
他の勉強や習い事と同様に、コーチングにも、受けるべき人(受けた方がよい人)と、必要のない人がいます。
まず、動機の面から分類してみます。
英語コーチングを受けるべき人は、以下のような動機を持った人です。
本気で英語力を上げて、人生を変えたい、好転させたい人
人生を変える、好転させるという意味は人によってさまざまですが、例えば英語力を大幅に上げることで、下記が可能になります。
- 憧れていた外資系企業に転職できる
- 英語が必要な社内の花形部署で活躍できる
- 社内でのTOEIC基準点を満たし、昇進・昇格できる
- 海外赴任やワーキングホリデーに自信を持って臨める
- 自社の商品を海外でも売り込み・販売できる
- 夢を叶えるため海外留学できる
- 英語の映画・TVを英語のままで理解できる
- 英語の先生や通訳者・翻訳者として活躍できる
本気で英語力を上げる決意をして、コーチングに従って正しい努力をすれば、こうしたことが必ず可能になります。
(ただし、3か月間は文字通り学習スケジュールを死守が必須です。楽して叶う夢はありません。)
次に、性格的な特性の面について。
英語力を上げたい!勉強しよう!と決意して、実際に高い英語力を獲得できるか否かは、次の2点にかかっています。
①何をどう勉強するかを自分で決められるかどうか
現在、世間には膨大な量の教材と、英語学習に関する情報が文字通りあふれています。そうした中から自分に合ったものを見極め、この方法でいこう!と決定するのは簡単ではありません。
英語学習は世界的にも巨大マーケットであるため、新しい教材やアプリは日々どんどん生まれています。(実際、何かの焼き直し、ひどい場合はほぼパクリというものも多いのですが。)その中で、口コミを見ては、この本良さそう!あ、でも、あのアプリも良さそう!と、次から次へと手を出して、結局何もマスターできていない、という状況の人は非常に多いです。
②モチベーションを維持し継続できるかどうか
人間は楽をしたい生き物で、言い訳の天才です。
最初は誰もがやる気に満ちています。しかし、数日もすれば、(今日は昼間すごく忙しくて疲れたから、今日一日くらい休んでもいいか…明日その分もやればいいよね)という心の声に負けて、自分に甘くなることはとても簡単。それが何回か重なって、そうして、結局やらなくなってしまうのです。
こうした①、②を自分で克服・実行できる人にはコーチングは不要です。そういう人は自らをコーチングできるからです。
逆に言えば、①、②ができない、できる自信がない人は、コーチングに向いている、コーチングで効果が期待できると言えます。