英検について

英検について

★2024年第1回英検は6月2日(日)。個人申し込みは5月8日(水)締め切りです!!なお、2024年度より値上げが発表されております。詳しくはこちらのページをご覧ください。

英検とは?2級以上は大学受験で活用できます!

英検(実⽤英語技能検定)は公益財団法⼈ ⽇本英語検定協会が主催し、⽂部科学省が後援しています。1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級の7つの級があり、年に3回実施されています(2025年より準2級プラスも新設されます。)年間の総志願者数は420万⼈を超える、⽇本で最⼤規模の英語検定試験です。英検(主に2級以上)を受験し、合格または一定のCSEスコアを取得していれば、大学受験で活用が可能です。主な活用方法は次の4つです。

  1. 出願資格となる(大学受験において、出願条件をクリアするために英検を利用できる大学があります。総合型選抜や学校推薦型選抜による受験では、英検2級が出願の条件に定められている場合があるからです。)
  2. 入試結果へ加点される(英検を入試結果の加点に利用できる場合があります。)
  3. 入試の点数に換算される(英検を利用して、試験科目「英語」の得点換算ができるケースがあります。例:100点満点の個別試験を受験するとします。英検2級が75点相当と換算され、個別試験当日の結果が70点しか取れなかった場合、受験では75点が評価対象となる仕組みです!)
  4. 合否判定での優遇(英検の保有により、大学受験の合否判定で優遇される可能性があります。)

英検による入試優遇がある大学(※2023年時点)

英検(主に2級)を大学受験の優遇条件に認めている大学は、2024年3月の時点で482校もあります!当該制度を採用している大学や、条件は変わる可能性がありますので、実際の受験に際しては英検の公式サイトおよび各大学のサイトで最新の情報をご覧ください。

多くの場合、大学受験で優遇が受けられるのは英検2級以上です(一部は準2級)が、その際、2級の「合格」ではなく「点数(CSEスコア)」を基準に評価を決めている大学もあります。つまり、たとえ不合格であっても高得点であれば、そのスコアを活かせる可能性があります

よって、大学入試の英語について、志望校が英検による優遇制度を設けている場合には、複数の志望校の傾向に合わせて勉強するより照準を英検にしぼって高得点を狙った方が、結果として効率的でタイパ・コスパのよい入試対策であるとも言えます!

CSEスコアって何?

「英検CSEスコア」とは、ユニバーサルなスコア尺度CSE(Common Scale for English) を英検の各級で表記したものです。英語力を客観的に評価することができ、英検級のステップアップはもちろんのこと、生涯学習にも最適な指標となっています。またCSEスコアは国際標準規格のCEFR にも対応しています。下図は英検各級のCSEスコアとCEFRの対応図です(出典:英検公式HP

英検2級とは?

英検2級「社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」レベルで、一般には大学入試程度の難しさとされ合格率はおよそ25%です。準2級まで順調に一発合格してきた人でも、2級合格には一定の準備期間を要したり、一度のチャレンジのみでは取得が難しいことが多いです。

では、そのくらい難しいといわれる英検2級に挑戦する意義は、どこにあるのでしょうか?

中学生~高校生にとっては、英検2級の問題が大学入試問題に近いレベルであることから、英検2級の合格を目指す学習が、いずれ来る大学入試対策にもつながります。また、大きなメリットとして、英検2級以上の合格、あるいは不合格でも一定以上のスコア(CSEスコア)を取得することで、大学入試において出願資格獲得、英語の試験免除、得点加点などの優遇措置を受けられるケースがあります。挑戦しない理由がありませんね!

また、大学生以上にとっては、英検2級に合格することで単位が認定されたり、海外留学に必要な英語力の証明になります。また、社会人の場合、就職・転職活動時に履歴書に記載すれば一般的な英語力があることを示せます。一般に、業務の遂行において英語を求められる職場では英検2級以上の保有が望ましいとされています。ですから、グローバルに働きたいと思っている人や海外への進出を考えている人、仕事で英語が急に必要になった人などは、まずは英検2級の合格を目指すとよいでしょう。

近年、英検準2級と比較して2級が難し過ぎるとして検討が行われ、31年ぶりの新級「準2級プラス」の試験が2025年から開始することになりましたので、以降は、英検Jr.→英検5級→英検4級→英検3級→準2級→準2級プラス→2級→準1級→1級という取得ルートになります。できれば、準2級プラスが始まる前までに2級を取得しておきたいですね!

英検2級の試験内容

英検2級を取得するには、⼀次試験(筆記・リスニング)と⼆次試験(⾯接、一次試験とは別の日に実施)の両方に合格する必要があります。

一次試験

一次試験は、筆記試験とリスニングテストの2部構成です。
筆記試験は85分で、リーディング(マークシート)・ライティング(記述式)の2技能が判定されます。リスニングテストは約25分で、筆記試験に続いて実施されます。

二次試験

⼆次試験は⾯接形式のスピーキングテストです。
⽇本⼈またはネイティブスピーカーの⾯接委員と、1対1で、約7分話します。試験内容は、渡された紙の音読、音読したパッセージについての質問、3コマのイラストについて説明する問題、受験者の意見を述べる質問(2問)です。これまで、環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメントなど、社会性のある話題が出題されています。

英検はいつまでに取得すべき?

まず、英検2級の合格率は、およそ25%と言われています。簡単な試験ではありません。

英検自体には有効期限がありませんが、大学の方で独自に有効期限を定めている場合があり、多くの大学では「2年以内の取得者」という条件を課しているので、中学生や高校1年時に英検2級以上を取得してしまった場合、再受験が必要になるなど、注意が必要です。逆に、高校3年生の時などぎりぎりに受験し合格していても、合格証明書が大学に提出する期日に間に合わないということも起こりえます。

これらを考えると、一般には高校2年生の間に2級(以上)を取得しておくことが必要と言えます。それには、少なくとも中学生のうちに準2級(2025年以降は準2級プラス)までを取得し、高校1年生の時点から2級の勉強を始めることが必要です!もちろん、既に2級を持っている場合、準1級を取得することで更に入試で有利になりますので、どんどん上の級に挑戦しましょう!また、意外と知られていませんが、英検は順番に受ける必要はなく、また、合格後も何回でも同じ級を受けられますので、合格後も同じ級を受験して、より高いCSEスコアを目指すことにも大きな意味があります。CSEスコアによる優遇がある大学も多いため。

英検合格コースはこちら

JET SETイングリッシュでは、東大卒で同時通訳者・英検1級保有者である講師が、英検書籍で有名な旺文社のテキストを使用して、中学生の時点から、英検2級を計画的に取得し、最終的には高校2年生の時点で英検準1級の合格を目指した徹底指導を行います。また、予備校での講師経験も豊富で、英検だけでなく学校の定期テスト対策や受験英語にも精通しておりますので、英語のことならご安心して何でもご相談ください。

各級の具体的なコースについては、下記ページをご覧ください。