英語のリスニングが難しいと感じる理由とは
あなたは英語のリスニングが得意ですか?
日本で生まれ育って一般的な英語教育を受けてきた人であれば、あまり得意でないという人が多いと思います。TOEICや英検でも、リーディングパートは何とかなるけれど、リスニングは勘頼みという場合もよく聞きます。ではなぜリスニングが難しいと感じるのでしょうか?
リスニングが難しいと感じる理由はいくつかあります。
まずは、そもそも文法や単語を知らないということ。これが原因なのかどうかは、リスニングのスクリプト(原稿)を見て、その文章の意味がわかるかどうかで判断できます。書かれたものを見て理解できなければ、聞いて理解できるはずがありません。この場合、そもそも基本的な文法や単語を補強する必要があります。
理由1 文法・単語を知らないからリスニングができない
たとえば、次のTOEICリスニング問題が解けるでしょうか? ※注意!音が出ます!
Why do we have training materials for only 12 people?
(A) We should leave on the thirteenth.
(B) Here’s a list of the attendees.
(C) I’d prefer to take the bus.
正解はB
上のリスニング問題が難しいと感じ、スクリプトを見てわからない単語があった、あるいは文章の意味がわからなかった場合、基本的な単語・文法のどこかが不足しています。この場合、基本的な単語や文法を補う必要があります。
対策1 基本的な文法や単語を補強する
では基本的な文法や単語とは?
例えばTOEICでいえば、一般に企業が求めるスコアは600点以上ですが、それは英検でいうと2級レベル以上に相当します。英検3級が中学卒業レベルとされており、最低限の文法事項は網羅されていますが、英検2級(高校卒業レベル)では3級から更に進んで、社会生活に必要な英語を理解し、使用できることが求められています。TOEICでは日常のさまざまな場面が出題されますから、TOEICやその他の試験のリスニング問題に対応できるには、英検2級レベル程度以上の知識(文法・単語)が必要と考えられます。
英検2級レベルの知識に不安がある場合、リスニング力アップのためには、まずはその欠けている部分を参考書等で補う必要があります。英検2級対策の参考書は書店に行けばたくさんありますが、必要最低限の構文や単語が説明されており、最もわかりやすいと評判なのはこちらです。
次回は、リスニングが難しいと感じる理由2についてお伝えします!