画像は、先日、英検の付き添いに行った時のランチ、TO THE HERBSの「7種野菜と帆立のペペロンチーノ」です。
仕事柄、英語メニューも気になるのでチェックしましたが、以下の通り非常にシンプルでした(7種はどこ行った)
Peperoncino
- Ingredients: Garlic, Spaghetti, Scallop, Vegetable
- Flavor: Olive oil, Red pepper
- Cooking: Boil
さて、ビジネスパーソンにおすすめな英語試験、 前回からの続きです。
まずは総合的な英語力向上への貢献度、受験手続の容易さ等を総合的に考慮した第1位から
これはもう、言わずと知れた日本の英語試験の雄ですね
2023年の受験者数は何と約360万人高校生くらいまでは、学校から英検の取得を推奨されたかたも多いのではないでしょうか。
しかし、前述のように、大学生~社会人になるとTOEICの方がぐっと身近になってきますよね。
なので、英検というと、文法やリーディング重視の昔のイメージのままで、最近の英検についてはご存じないかたも多いかと思います。しかし英検は確実に進歩しているのですよ!
現在、英検は5級、4級、3級、準2級、2級、準1級、1級に分かれており、各級の目指すものは以下の通り。各級とも、リーディング偏重ではなく、「使える英語」の4技能を総合的に図ることを目指しています。
5級~3級 使える英語の登⻯⾨
準2級~2級 使える英語で世界へ
準1級~1級 リーダー(品格)の英語
(過去問・試験内容 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp))
「リーダー(品格)の英語」。なんだかかっこいいですね
では具体的に、英検の資格がどのように役立つかというと、この図が分かりやすいです。なお、履歴書に書けるのは、一般には準2級以上と言われています。
(英検について | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会 (eiken.or.jp))
(※新情報:準2級と2級の間に、新たな級が設けられるようです。名称等はまだ不明。「日本英語検定協会(英検協会)は2023年9月29日、英検(実用英語技能検定)の「準2級」と「2級」の間に新たな級を導入すると発表した。新設級の導入は31年ぶり。準2級と2級の間に高い壁があることから、そのギャップを埋めることで学習者に身近な目標を提供したい考えだ。」)
このような英検のなかでも、ビジネスパーソンに挑戦していただきたいのは、準1級(大学中級程度)以上です。なぜなら、英検準1級の対策~取得によって、ビジネスに通じるスキルを身に着けることができるからです。
その理由は大きく3つ。
①高い語彙力(+教養)を身に着けることができる:
準1級の一次試験には、リーディング、ライティング、リスニングのパートがあります。
特にリーディングの空欄穴埋め問題は単語のレベルが高くまた長文問題では時事的なものや歴史など、教養としても面白い問題が多いです
英語力がある程度まで高まってくると、次のレベルへの壁となるのが語彙力です。単語がわからなければ、リスニングもスピーキングもレベルアップができません。準1級レベルの単語を身に着けることで、英語力のブレークスルーが可能になります
②英語のライティング力が向上する:
一次試験のライティングでは、与えられた問題に対して自分の意見(賛成/反対etc.)を記述します
「導入、本論、結論(introduction, main body, conclusion)」という構成で120-150語のライティングを求められますが、この構成は英語話者が文章を書く際の基本的な構成と一致しており、このライティングの型を身に着けることで、ビジネスメールにおけるメールやレポート作成力が向上します。
③スピーキング力やプレゼンスキルが向上する:
二次試験のスピーキングテストでは、4コマのイラストについて、英語での説明が求められます
準備時間は1分で、イラストを2分で簡潔に説明することが求められ、その後、試験官との質疑応答が続きます。トピックは、在宅勤務、キャッシュレス社会など、社会性の高いものが多いです。
短い準備時間で簡潔に説明するというのは、まさにリアルタイムでのビジネスのやりとりやプレゼン、その後の質疑応答に求められるスキルです。
二次試験のスピーキング対策を行うことで、質疑応答やプレゼン能力、社会性の高い話題に関するスピーキング能力を総合的に向上させることができます
これら3点は、TOEIC(L&R)の対策では身につかないものばかりです。以上のことから、ビジネスパーソンは英検準1級に挑戦されることをお勧めします!
参考:英検各級の過去問はこちら
ただし。英検は日本人をきめ細かくレベル分けし評価するという点には優れているのですが、海外ではあまり認知されていません逆に、日本では知名度が低いIELTS(後述)のほうが海外では知られています
ですので、英語の4技能をバランス良く伸ばすには英検が非常にお勧めなのですが、海外で英語力をアピールしたい!ということがメインの場合は、次回ご説明する第2位もご覧ください
See you soon
※英検準1級、対策はまず過去問です!私は、英検といえば信頼の旺文社をおすすめしています。過去6回分をやっておけば安心。
過去問集と並行して、単語集はこちらがおすすめ。